ミームの死骸を待ちながら

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators. We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators. - Richard Dawkins "Selfish Gene"

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators.
We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators.
- Richard Dawkins "Selfish Gene"

2006-01-01から1年間の記事一覧

最近のぷろぐらみんぐ本

今月読んだ本が16冊に達した。そのうち、おもしろかったヤツのレビュー書こうと思う。 で、その16冊には含まれないけど、最近買ったり読んだりしたRuby on RailsとJavaScriptの本たち。 買った本 改訂第4版 JavaScript ポケットリファレンス作者: 古籏一浩出…

起業の聖地→自身も起業→VC

友人に借りたウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)で知った梅田望夫氏(id:umedamochio)。彼がコンサルタントとしてシリコンバレーに踏み入り、傍観者の立場→起業→ベンチャーキャピタル(VC)を作るまでになった経験を軸に据えている。その…

独りよがりか未来の基盤か

厚い。軽く辞書くらいのページ数がある。コンピュータサイエンス領域の第一人者(名前知りませんでした)が、人間の心をシステムとしてとらえたもの。「心の社会理論」とは、心(mind)が小さなプロセスの集合から成る、という考え。そのプロセスをエージェン…

エッセイ的な。

手軽に読める「脳系」著者として、茂木健一郎氏は間違いなくトップレベルだと思う(僕的基準では池谷裕二氏が並ぶ)。今回のテーマは意識。2003年の出版で、この3年後にペンローズの“量子脳”理論―心と意識の科学的基礎をもとめて (ちくま学芸文庫)を出す事に…

Rubyのリハビリ

現在進行形。備忘メモここに追加予定。

セキュリティとか

コンピュタのウイルスについて少し興味がわいたので調べてみた。 "他人のコンピュータに勝手に入り込んで悪さをするプログラム"*1 いやまぁそらそうですけど。もっと面白い面から…と探したらwikipediaにあった。 "もともと「ウイルス」の定義は、生物学的な…

健全性とか

うまげに言っても結局はウイルスいやんという意味で、VirusBarrier X4 for MacOS X 日本語版出版社/メーカー: インテゴジャパン発売日: 2006/01/27メディア: CD-ROM クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見るこれ注文して気が休まった。某価格比較サ…

Mac

色々インストールしてたらフリーズして、半泣きで強制終了→起動→フリーズを繰り返す事5,6回。OS Xすら起動しない時もあったのでだめかと思ったが、今はなんとか安定。でも風前の灯。海外のサイト回ってたので、変なの拾ったかな。やだな。健全なうちにバック…

現代版古典

19世紀にダーウィンの書いた「種の起源」をリーキーが編集、多くの図を加え、現代生物学の視点から見た解説も加えた本。何より驚いたのは、100年以上前の思想なのに全く古さが感じられない点。吉岡氏の訳がうまいこともあり、ものすごく読み易い。まず身近な…

もちべーしょん

実験と読書漬けで、夏に学んだRailsをどんどん忘れてる。これはまずいとおもいつつ、研究や仕事で必要、といった強い動機付けがないからグダグダ。 作ってみたいと思うアイディアは、たいてい実現されてるんだよな… ↓こんな感じで。 本の検索〜ディアブロな…

整理法というか人生論

どうやら「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)を意識したらしい茂木さんの2005年度の著書。みたいに知的生産法を解説してるのかと思ったら全然違った。 脳の整理についても一応触れているが、体験を整理して知に変えるのが脳で、そのツールが…

研究は知的冒険である

理系の高校生から大学学部生を対象に、研究生活の実際とノウハウを、著者の体験を軸に語っていく。 研究には学部生時代の勉強は無関係だとか。研究者に向いている性格の要素が5つほど挙げられているが、自分は2つしか当てはまらなかった。向いてないのか? …

科学におけるビミョーな問題:クオリア

脳とクオリア―なぜ脳に心が生まれるのか作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 1997/04/24メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (36件) を見るこれは名著だ。まずボリュームが嬉しいし、内容が深く広い。予…

暗号の歴史→将来

暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで作者: サイモンシン,Simon Singh,青木薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/07/31メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 230回この商品を含むブログ (247件) を見るサイモン・シンの本は面白いが、これも読み応え…

ポストゲノム時代の基礎知識

asin:4314008822:datail]ヒトゲノムが2001年に解読されて2004年には論文が発表され、配列そのものではなく、遺伝子の機能やタンパク質が研究対象となるポストゲノム時代に入った。この本はそんな流れの分岐点に出版された本で、22対+1対のゲノムそれぞれの…

ミーム理論を応用、心のしくみにも迫る

ミーム・マシーンとしての私〈上〉作者: スーザンブラックモア,Susan Blackmore,垂水雄二出版社/メーカー: 草思社発売日: 2000/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見るRichard=Dawkinsの提唱したミームという概念を…

色々読んで

半年100冊計画、10月末の時点で残り31冊。

BIRD研究成果発表会に行ってきたPart.3

いままでのやつ d:id:Hash:20061102 Part.1「絶対定量オーミックスからの知識発見」 d:id:Hash:20061104 Part.2「遺伝子破壊株イメージ・マイニング」 「ショウジョウバエ脳神経回路の徹底解析にもとづく感覚情報処理モデルの構築」 by 東京大学分子細胞生物…

BIRD研究成果発表会に行ってきたPart.2

Part.1「絶対定量オーミックスからの知識発見」は d:id:Hash:20061102 に書いています。次は、東大の新領域創成科学研究科、森下教授の発表メモです。 「遺伝子破壊株イメージ・マイニング」 手法 形態の変化、すなわち表現型から遺伝子の異常を見つけ出すプ…

BIRD研究成果発表会に行ってきたPart.1

Institute for Bioinformatics Research & Development (BIRD)、またの名をバイオインフォマティクス推進センターの研究成果発表会に行ってきた。推進とか言いながら100人も来てなかったので勝手に自分が推進することにした。…とか言いながら所詮メモレベル…

時間がないので

11/20まで、Ruby on Rails系を一時休止します。

こんぴゅたセンスない

.bash_profileでPATH通す 先日PATHの設定がわからなかったが .bash_profile内に export PATH=$PATH:/usr/local/bin:/opt/local/bin export MANPATH=$MANPATH:/opt/local/share/man と記述すればいい。port用と、localに入れたいろいろ用。 MySQLのあがき $ s…

買った本

[改訂版] Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス作者: 海上忍出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2006/08/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 36回この商品を含むブログ (7件) を見るMacのTerminalはLinuxと似ているようで…

gemとRailsインストール

Rubyforgeからgemの9.0を落とし、解凍したフォルダに入って sudo /usr/local/bin/ruby setup.rb これでgemがセットできる。gemがセットできたらRailsは簡単で、 sudo gem install rails --include-dependencies だけでいい。場所は/usr/localに居座って。 そ…

.bashrcの設定、DarwinPorts、Rubyインストール

夏に稼いだ金の一部で中古のiBook G4 12inchを買う。1年前のモデルだが、ユーザーインターフェイスの充実にびっくり。windowsより断然好きだ。UNIX譲りのTerminalが操作しやすくてうれしい。で、一晩中設定に奔走していた。まずTerminalの設定から。.bashrc…

3年ぶりに読んでみた

高校生の時読んだが、もう一度読み直す。大学でバイオの知識を得たので、DNAや母系遺伝、遺伝子発現などの概念はもちろん、細胞培養の手順や試薬も知ってるものばかりで、思わずニヤリとしてしまった。研究職もええやないか。 物語的に、ミトコンドリアの知…

生命と同価値のもの

相変わらず、クセのある登場人物が多い。個人的には、親の遺産に振り回され、なんとなく日々を過ごし、ペイパーカットとちぐはぐな会話をする相良君に親近感。それにしてもイマジネーター引きずるね

日本の医学権威は…

立花隆の脳死 (中公文庫)の続編という形だが、前著に寄せられた批判(とは到底呼べないものだが)に対する反論をまとめた一冊。脳死 (中公文庫)を読んで知識をしっかりさせた上で読むべき。ポイントや立花氏の主張は前著とかぶるが、それは重要である故。 と…

超節約生活のノウハウ

本書には、魚のアラや鳥の皮、乾物を積極的に利用して食材を余すところ無く使いまわすことで食費を最小限に抑えるノウハウが書かれている。豆類、おから、パンの耳などを買って色々工夫してみたい。特にサンマ、イワシの調理法はかなりうまそうだった。 が、…

冷酷であたたかな言葉

生涯を労働者として過ごし、本をひたすら読み、考えを熟成して独自の哲学体系を築いたエリック・ホッファーのアフォリズム集。全体を通じて、cynicismと人間の不完全性への嘆きがその大半を占める。あまり読んで「よし、がんばろう!」と思える本ではない。 …