3年ぶりに読んでみた
高校生の時読んだが、もう一度読み直す。大学でバイオの知識を得たので、DNAや母系遺伝、遺伝子発現などの概念はもちろん、細胞培養の手順や試薬も知ってるものばかりで、思わずニヤリとしてしまった。研究職もええやないか。
物語的に、ミトコンドリアの知性がそんなにヒトに似るもんかねぇとも思ったが、やはり読ませる。理系ベースの知識、それでこの文章力は脱帽。
クライマックスにリチャード・ドーキンスの利己的遺伝子に言及されてるあたり、ファンとしてうれしい。ミトコンドリアの研究は、2006年現在どのくらいまで進んでいるのだろうか?ちょっと調べてみたくなった。
【のこり39冊】