どうやら僕が卒業研究を完成させるために必要なものは
測定装置を愛することだとわかった。
人が近づくとデータが乱れるという無駄な高感度も、何を測定してるのかよくわからないチャートも、調子が悪いのに原因がわからない不条理も汎用性のない機器のマニアックさも全て愛し、なおかつ毎日毎日測定して測定して測定しなければならない。そして考えなければならない。測定して考えて応用して測定して失敗して考えて測定して測定して考えて失敗する、という経験を積まないままに「うまくいかないー」とモチベを下げている。これではだめだ。
このプロセスを実行するために必要な「馬鹿になりきる」というスキルが僕にはない。今ないならば、身につけよう。
我武者羅残り一ヶ月。っしゃ。
卒論の各章ごとにファイル作成
それだけしかしてない。ゴールから逆算してSMART原則に基づいた数値目標として日々のToDoに落とさねばならないとわかっている。だが実行できない意志の弱さよ!と、文学風に嘆いてみた。
卒論作成に当たってはここ↓を大いに参考にしたいと思う。相変わらずばかげたブクマ数だ。
執筆とは自分自身との心理戦である。自分を手なずけた者が勝者となる。速く楽に書くコツは、「広く浅く書いて積み上げる」ことと「人に見せる」ことである。
1. 「まず図と写真を用意する。図も写真も無いものは書けない」(論より証拠の原則)
東大で学んだ卒論の書き方★論文の書き方
2. 「全体のアウトラインを決める」(結論表を作る。結論表から目次を作る。各部分で何を書く予定か箇条書きにする。)
3. 「書きやすいところから書く」(軟弱者の原則。装置の説明などから書く。)
4. 「ある部分の2割が書けたら、他の部分の執筆に移る」(浮気者の原則)
5. 「ある部分の8割が書けたら、他の部分の執筆に移る。10割の完成までは険しい」(浮気者の原則アゲイン)
6. 「人に見せる」:先生や同僚に見せる。見せれば見せるほど、速く楽に書ける。
7. 「客観と主観を同一部分に書かない」(「この値は7だった」と書くのはよいが、「この値は7と大きく素晴らしい」と書くのはダメである。)
8. 「同じことを2度書かない」(同一の内容が複数回表れるのはダメ。同一の事柄について述べるにしても、見方や詳細度を変化させて書くこと。
例えば、ことがらAを、序論では課題としてのA、2章では概念・モデルとしてのA、3章では設計する上でのA、4章ではデータとしてのA、結論では要するにAは何だったか、と書く。
この筋を「話のたて糸」と言う。
9. 「伏線を回収する。回収できない伏線はそもそも書かない」
いずれのたて糸に乗っていない“迷子”の話題は、論文の欠陥である。 結論に結びつかず無駄である。削ること。論文は彫刻。やったことの寄せ集めではダメ。
(迷子を作らない涙ぐましい努力の例:諸星大二郎「孔子暗黒伝」)
文章ファイル作ったから、次は図だな。毎月の進捗発表資料から切り貼りして作ってみよう…何日で図何枚、と決めた方が良いな。