ブログ書いたら「勝間和代と読書の未来を語る会」に招待された。
ブログに致命的エラーが見つかりました。冒頭の自己紹介でのやりとり。
勝間さん「ブログ名は"ミームの死骸"って言うんですね」
Hash「はい、ドーキンスのファンなので」
勝間さん「でもミームって死なないですよね」
Hash「(...なん...だと?)」
のっけからパラドキシカルな存在になるid:Hash。そのようなツッコミを受けようとは夢にも思わなかった。確かに、定義からしてミーム死なんわ。勝間さん半端ねぇ。
いやもちろんわかってたよ?ほんとですよ?
あまりに衝撃だったので色紙にも書いてもらった。
1月23日。AJACS長津田に参加*1したその足で、『読書進化論』の派生イベント、「勝間和代と読書の未来を語ろうの会」に参加してきたのである。
これは読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)の読書感想文をトラバで送ると、そのなかから数人が選ばれ、勝間さんを囲んで読書について語る会に招待してもらえる、という企画。さらに20人が参加賞として選ばれ、サイン本がもらえるらしい。それに僕はたまたま「セレクト賞」として当選してしまったらしい。
さらに席が勝間さんの隣で、否が応にも上がるテンション。
Hash「今まで雲の上の人だったけど、この機会を得ることができたいへん嬉しいなどします」
勝間さん「横でサンドイッチ食べてますからねw」
Hash「距離30cmですからね!」
大賞とセレクト賞で、僕を含め受賞者は6人。大賞は、
を書かれたゆきなさんで、今日は仙台からの参加。エントリにストーリー性があって、本書の意図も読み解く。予断だがゆきなさんのお土産ずんだもちはたいへんおいしかった。ありがとうございます。プロフィール欄に和菓子好きを明示した甲斐が(違
続く5人はセレクト賞。まず
“超「実用」ワナビー養成ギプス” 勝間和代『読書進化論』(小学館101新書)|Weep for me - ボクノタメニ泣イテクレ > 書評
のlylycoさん。大阪からの参加だ。本書の意図の読み解きという点では最高な気がする。文章力すごい。lylycoというHNではあるが、本人はイケメンお兄さんでした。
続いて
のMammyさん。書店員をされているとのこと。「売る」という立場からのエントリ。勢いがあります。
今日は出版社と書店員の掛け合いという貴重なものを見せていただきました。
個人的に言い回しが好きだったのが
2ヶ月の旅のあと 〜『読書進化論』感想文〜: yuachi-log
のyuachiさん。締め切りギリギリに応募したのは、戦略だったらしい。なんという...!
そして参加者最年長、
勝間和代のBook Lovers (ブックラバーズ): 「読書進化論」の感想のアマゾンレビューはこちらにコメントください
の多川さん。コメント欄での応募。僕の父と祖父の中間くらいの年齢であり、ネットは広大だわ...とおもた。金融機関の経験に基づいた話が新鮮。
勝間さんの本は多川さんの世代になかなか買われないらしく、その意味で勝間さんにも貴重な接触だったのではないかなと推測。
あとは僕のやつ。
やべぇ、書きたくなった。:『読書進化論』書評 - ミームの死骸を待ちながら
実は当初トラバ送る先を間違えてたのだが、結構早い段階で(キーワード検索か何かの結果から)勝間さんに捕捉されていたらしい。トラバ企画の最初のほうは内容の要約エントリばかりだったが、そこにこのエントリがでてきて眼を引いたらしい。
流れ。
いざ座談会
"ブロガー"という括りで誰かと合うのは初めてかもしれん。はてな村でくねくねdisdisしてたら忘れそうになるけど、世の中には「まっとうな」ブログがたくさんあるんですよね。僕以外の当選者の方々とか、もう、すげーブログっぽい。
僕ももっとこう、うにうにしながらまったりブログしたい。
リアル書店との付き合い方どうですか、など。
やはり書店員のMammyさんは視点が鋭く勉強になった。僕はあの本だらけの空間に行くと欲しい本がありすぎてしかし金が足りず泣ける。今回の集いはいわゆる「カツマー」縛りはなく、トラバを送ったら当選したというだけのもの。したがって、ガチでビジネス・自己啓発本大好き!なブロガーはたぶん僕くらいで、読書習慣が特徴的な方々が多く、面白かった。
そして、本の売り方などの話。書店員さんと出版社の思惑の行き違い...悲しいものですね。
勝間さん曰く、サイン会やればやるだけ本が売れるけど、コストに見合うだけ売れているか、というと微妙らしい。逆にリリー・フランキーさんなどは200箇所でサイン会を行なったとか...!
読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書) の四章「『売る』仕組みを進化させる」でも言及されていたように、著者自信が売るプロセスまで関わることで、今まで以上の成果が上がる。
あとは、ブログの話。記事は練って書きますか?勢いで書きますか?との質問に僕は『練って派』と答えたのだけど、そういえば受賞エントリはたまたま勢いで書いた記事でした。
yuachiさんは勝間さんの本がきっかけでブログを始めたとのこと。
軽食として出たサンドイッチがうまかった。交通費も出たし小学館++
雑談的な時間に、
聞こうと思っていたことを聞いてみた。
Hash「本一冊、10万字..でしたっけ」
勝間さん「そうですね、10万字」
Hash「ブログをいくらかいても、出版までなかなか届かない気がするんですよ。量的な意味で*2」
勝間さん「そんなことないですよ。量よりも、その元になるコンテンツを溜めることを意識したほうがいいです」
Hash「なるほど。確かにブログ書こうという視点で生活してるとネタがたくさん見えてきますしね」
勝間さん「ですね」
やはりコンテンツか。
今の僕は溜め込まれたコンテンツが少ない。死にかけた経験とかあるけど大したことないし、そもそも自叙伝を書くほどの年齢でもない。あぁでも痛々しい色事経験ならいくらでも(ry
自己満な自叙伝じゃなくて、他人の役に立つコンテンツを本にしたいと考えるならば、多種多用な経験を自分の中で"フレームワーク"にまとめて、独自の解釈をつけて、それで10万字語れるだけの哲学を構築することを意識して生活すればよいのか。
本書きたい、という動機そのものは不順でも、人生を充実させるモチベになるならいいかもしれない。
いつも僕のブログのネタは、ある出来事に色々解釈と内省を加えてそれなりの結論を出そうと努力している。出来事の正確な描写だけで長文を書ければいいな、などと思っているのだが、それだけの"小説作成能力"がない*3ため、出来事から何らかの教訓を引き出そうとする。一つひとつの出来事に必ずしも「正しい」結論があるわけではなく、必然、的外れの戯言に始終する。
このエントリもまたその方向に行きつつあるので戻そう。
再び座談会へ
終盤に入ると、オーディオブックVer.読書進化論?人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか? (小学館101新書)の視聴コーナー。
勝間さん本人が朗読。とても聞きやすい声。「アメリカでは8割くらいは著者自信が読んでますよ」と勝間さん。声の良いプロに読んでもらうと、ほんとうに内容わかって読んでるのか怪しい、とのこと。なるほど。
最後はサインをもらい、一緒に写真を取った。ドラえもん自重www
小学館の企画ページの方にも、しばらくしたら公式な記事がupされるのだろう。変なことしか喋ってないので戦々恐々である。読書の未来語ってへんし!もっとカッコイイ言葉用意していけばよかった!!
最後に、小川さんはじめ小学館の企画担当者様、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。また本×ネットな企画が上がったら是非首を突っ込みたいと思います><
(iPod touchでオバマ就任演説を聞きながら)