世代ではなく、個人の間に起こりうる"デジタルデバイド"に負けないために
昨日(2/3(火))、"digital divide(デジタルデバイド)に負けない"の木下さんと晩飯をご一緒してきました。元々、
74冊と500冊|digital divide(デジタルデバイド)に負けない
このエントリでトラバもらってたのだけど、さらにメールをいただいて、いろいろあって、しゃぶしゃぶ食ってきた。
木下さんは行動力が半端ない。ビジネスコンテスト開催してみたり、PCを持って東南アジア*1を旅行してみたり、
なんとフォトリーディングを受講して習得し、id:digitaldivideアカウントで読書ログを書いていたりする。僕が年間74冊読んで面接であうあう言っている間に、500冊を読破したとのこと。化け物め...!
そもそも同世代の...なんというか、「ブログっぽいブログ*2」を書いてる人と交流するのは初めて*3だったりして、多少緊張した。
僕のような戯言中二ブロガーが触れてよい世界なのかどうか躊躇いがあったが、まぁいいや、と開き直った。最近神経が比較的太くなって良い事だ。
いざ対面。
そんな木下さんとはじめまして。気さくな感じでとても話し易い人であり、たぶん普通に大学生活を送っていると接点のないであろうタイプであり、僕の方から見るとブログのイメージどおりだった。しかし逆に、よく言われることだがid:Hashと中の人の間には多少ギャップがある。
「ネットではえらそうなこと書いてるけど本人は静かですよ」
というようなことをあらかじめ伝えておいたところ、非常に納得してくれたようでした。はい。
僕はおそらく、デジタルデバイドのキャズム上に位置している。
ハチロク世代のギークな人たちを見上げて自分のスキルの低さを恥じてばかりいたけど、平均的に見て僕はどちらかというとネット(あいてぃー)を使い込んでいる部類に入る*4。
僕の世代はデジタルネイティブといわれたりもするが、人によってはネットといえばメールかmixiかYahoo!だったりもする。研究室がMacintosh縛りだから、と何も考えずMacを購入してwindowsと同じように使っている同期もいる。
僕はもっとここを固めることができる。
ハチロク世代に加入している、情報工学を専攻する学生や職業プログラマ、またはどちらでもないのに異様にスキルと学習力の高い人(syou6162, whichmakers, misho, wakuteka...etc)。
彼らはたぶん、僕とは別の足元を固めてる。別のルートで生きてきたのだから当然だが、単純にまねをしてもしょうがない。
僕は、Lispを勉強したいし、Rも使えるようになりたいし、Linuxサーバーも立てたいし、Ubuntuを使いこなしたい。
たしかにこれをやることでスキルは付くだろうし、ハチロクの凄い人々に近づけはする。
だが待て。
もう少し落ち着いてみる。自分の実力を見据えてみる。使いこなせていないのに、上ばかり見ても仕方ない。僕がちょうど注力すべきは、以下のような、「ライフハック」的な、成果に直結するTipsだと思う。
- vimperatorのカスタマイズ
- コピペから始めて、自分で簡単なプラグインを書いてみる
- Greasemonkey
- 要はJSをまともに使えるようになりたい
- はてダラ
- ローカルテキスト処理、Vimとの融合(id:wakutekaがやってたはず)。
- 文章書き支援Vimscript
- VimM#2のVimscript特集を復習する
- Vim神ことid:ka-nachtさんのエントリを理解する
- iPod touchの活用
- 先日id:syou6162から譲り受けたが使いこなせていない
これらの技術を使いこなす方が、学習コストに対するリターンが最も高いのだろうと気付いた。
"IT勉強会"。
木下さんに誘われて加入したメーリングリスト経由で、今週末に開催される、"IT勉強会"というものに誘われた。ブラウザの使い方とか、SEO対策とか、わりとゆるめの感じの、大学生ブロガーを中心とした勉強会だ。
このコミュニティには、いきなり合宿で新しいファイルシステムを作り出す(上野氏)変態天才も居ないだろうし、Programming Gaucheをやりだす秀才もいないだろう。
したがって僕が日常的に使っているものを掘り出して、他人にもわかるように説明しさえすれば、僕の知識でも貢献できるはずだ。その意味で、ちょうど勉強会としては良い内容で、楽しみにしている。
閑話休題、今後の話。
今回木下さんと会ったが、他のメンバーとは初対面。面子を見ると、リアルが充実した感じのアルファ大学生(あるいはその世代の)ブロガーが数人見うけられる。人と馴染むのに時間がかかる僕ではあるが、良い出会いになれば良いと思う。