LifehackとGTDは、ハマりすぎると逆に非生産的になる。
自分には、「準備ばかりで本番に時間をかけない」きらいがある。「泥臭い努力を嫌い、必要以上にスマートにやろうとする」というこだわりがある。その結果、いろいろと情けない結果になることが多い。
たとえば…
- 論文を十数報印刷しても読まないでたまっていくだけ
- 実験ノートやゼミ資料を無駄にこだわって作成し、本当に重要な部分を抜かす
- Lifehack, GTD系の記事に[これはすごい]をつけて、いつかやろうと思ってそのまま
- 何かの計画を立てる時、意気込みはいいが、尻すぼみで終わる
- 今までやってきた方法を捨てて、こっちの方が能率的だ!とすぐに乗り換える
など。自分では「効率を追求している」つもりでも、(僕から見れば)効率の悪いやりかたで、ひたすらがむしゃらにやっている人に敵わないことが多々ある。
最近気づいたことだが、Lifehack, GTDは、僕のその傾向を増長させる"諸刃の剣"であるらしい。ハマりすぎは危険だ。次長城。
ロディアによるユビキタス・キャプチャー的なメモを2年くらい続けた結果、だんだんアイディア*1の浮かびやすい体質になってきた(気がする)。だが、今僕がやっているのは、アイディアが求められる仕事ではなく、自分の手を動かして結果を出すラボワークだ。創造性はいらない。少なくとも今は。
何かやってるといつも浮かんでくる、「ここをこうすればよくなる!」という叫びを無視して、最後までやり遂げる経験を何度か重ねる必要があるな。
これも宣言だけに終わらないといいが。
Wikipediaによる定義
余談。両者の違いがわからなかった。Lifehackの方が広義?…とか思ってwikipediaで調べた。英語版の方が詳しくて面白い。
Life hack - Wikipedia, the free encyclopedia
*1:「やりかたの改善法」という方が近い?