形質転換
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この4月から配属になった研究室は、色々なことが学べて良い。あちらで有機化合物を合成してるかと思えばこちらで遺伝子切り貼りしてる。
今僕がやっている実験は、組換えた遺伝子を大腸菌に入れて(形質転換)増やし、翻訳開始因子タンパク質を発現させるというもの。面白い。
形質転換にはHeat Shock法を使った。氷上→温水→氷上、と数分で切り替えればプラスミドを取り込んでしまう。
そこで思ったが、そんな簡単に取り込んでいいのか?自然界でも、深海をただよってて温泉源にぶつかり、高く吹き上げられて再び冷水、という状況が考えられそうなのだが。wildtypeは受容能小さいからいいのかな。すぐ近くにプラスミドがある可能性も低いか…。
誰がこんな方法考えたんだか。