興味拡散自爆系大学院らいふ
新学期が始まって一週間、だいたいの授業に出てみて、今からセレクションを行う段階。いくつかの授業についてつらつらと。簡単に単位が来るルーチン授業に興味はありません。以下に書くのは重いけどおもしろいもののみ。
僕は全くわからないことを「ああわからん、もっと勉強しないとダメだ」と自虐しながら聞くのが好きなので、自専攻は最小限に押さえて、計算工学とか知能システムとか経営工学とか、全く関係ない授業を取りまくってる。数学専攻と物性物理はちょっとハードル高すぎて無理だった。
バイオインフォマティクス×2
おもしろいことに、うちら生命系の「バイオインフォマティクス」とは別に、情報系の授業にも「バイオインフォマティクス」があることを発見した。
- 生命バイオインフォマティクスは、生命を読み解く手法の一つとして情報工学を使う
のに対して、
- 情報バイオインフォマティクスは、情報工学の応用分野の一つとして生物学を紹介する
という流れらしい。
双方の視点から見るとよりBIへの理解が深まりそうだフヒヒとか思って両方取ることにした。
VLSIシステム基礎論(英語)
論理ゲートとかミル記号とか真値表とかから解説してくれる。電気系向けなので基礎部分はかっ飛ばしそうな雰囲気だが、まだなんとかついて行ける…かもしれない。
- 作者: 秋田純一
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買った。この授業をやりきれば電気系の基礎をほんの少し勉強した、と言っても良いかな。
イノベーション論
これはキタかもしれない。イノベーションマネジメント専攻だっけ。18時ごろに行われる授業で、社会人が半分、留学生も多い。内容は
新訳 イノベーションと起業家精神〈上〉その原理と方法 (ドラッカー選書)
- 作者: P.F.ドラッカー,Peter F. Drucker,上田惇生
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イノベーションのジレンマ―技術革新が巨大企業を滅ぼすとき (Harvard business school press)
- 作者: クレイトン・クリステンセン,玉田俊平太,伊豆原弓
- 出版社/メーカー: 翔泳社
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などの課題図書を読んで自分で意見をまとめ、グループでディスカッションして発表する、というもの。
ドラッカーもクリステンセンも大好きなので今からwktkである。課題図書は図書館で借りて読んだだけなので、奨学金が振り込まれたら購入しよう。
大学院はかくあるべきやね。学部と同じ教授が代わり映えしない内容を話すだけの自専攻の授業を取る気にならない。こんなことやってて、自専攻単位が足りず留年したら笑い事ちゃうな…
システムモデリング
理論と実技で3単位。たしか知能システム専攻。
講義の目的は、研究に使えるプログラムを書けるようになること。目標は1万行。
講義内容は、U-Martという仮想売買システム上で取引するプログラムをJavaで作ること。最初にプログラム経験でアンケートを取り、実力が均等になるようにグループ分け。共同開発するコツを学びながら、節々でトレーディングコンテストを行い、高パフォーマンスをたたき出したグループが優勝。
おもしろそすぎる!
Javaやったことないけどそんなの関係ねぇ。
「プログラムに自信ない人」と挙手をしてたのはだいたい半分くらい*1かな。生命系は僕1人だと知って不安になったため、授業後に講師二人くらいに僕はここにいていいでつかと聞いてみた。
むしろ他専攻からの参加は歓迎で、広い経験を積むために良い授業だよ、と言ってくれた。加えて、最初からアドバンテージになるくらいプログラムが書けるのは例年2,3人程度とのこと。
これで安心して自爆できますね!
Javaプログラミング
上記の授業にJavaプログラミングが必要なので、その実力を付けようとおもって。クラス、オブジェクト指向なんかをメインに演習していくようだ。
この授業はまだ様子を見にいってない。博士後期課程を主な対象とする、と書いてたけど空気を読まずに突入予定。
自爆フラグか?
上に上げたものの他に、うちの教授がやってる講義は必須だし、ブレインサイエンスとか企業社会論とか取ることになりそう。
重い授業はあまり取りすぎると後半の就活に響く。ただでさえウチの研究室はやることが多くて大変なのに…。まぁいいか。
*1:もちろん僕も手を上げましたよ。自信を持ってまっすぐに