深夜の大学。そして休日を計画的にしようと思う
深夜。助教も先輩も誰もいない、静まりかえった休日の研究室に足を運ぶ。行く手を阻む数々のロックキーをテンポよく解除していくその行為が、不思議と気分を高揚させる。
最小限の照明を点し、昨日洗ったばかりの白衣を着、手袋を装着する。見上げるほど大きな-80 ℃のディープフリーザーからサンプルを取り出した --- 数ヶ月前に遺伝子を組み換えた大腸菌。もう使うことはないと思っていたのだが。
両手を消毒し、クリーンベンチ内にて凍ったサンプルを少し採取し、数ミリリットルの液体培地に溶かす。同時に、遺伝子を組み替えた大腸菌以外の雑菌を殺すために、抗生物質を添加する。
長らく凍結されていた彼らは、37 ℃という適温と攪拌による十分な酸素の元、目を覚まして活発に増殖を開始するだろう。遺伝子を組み替えられている彼らは抗生物質によって生命活動を停止することなく、一晩で液体が白く濁るほどに増殖してくれるだろう。
明日僕はこの菌体をさらに大きな(計2リットル)培地に移し、十分に増殖させる。菌体には、最も活発に増殖するタイミングというものがある。そのタイミングで発現誘導物質を加えると、僕の欲しいタンパク質をせっせと作り出す。増殖に使うエネルギーを生産につぎ込んでくれるのだ。遺伝子を組み換えることで、大腸菌は抗生物質に対する耐性のみならず、この「生産工場」のような役割をも獲得することになる。
その後役割を終えた彼らは、超音波により身体をずたずたに破砕される。そして僕は彼らの死骸の中から、目的とするタンパク質のみを採取する…
なにやってるかというと
ほしいタンパク質(ペプチド)がうまく精製できなかったので、最初からやり直していますorz
嗚呼データがでない… ノ_・。)あと3ヶ月で卒論書けるんだろうか。
今日はとても有意義とは言えない休日。
疲れているのはわかるが、なにも14時間寝なくても…。ほとんど何もできなかったことに凹んだ。休日を有意義に過ごすコツのようなものをちょこっと探してみた。
自由時間をハックする:あるいは、仕事をするように遊ぶ方法 | Lifehacking.jp
自由時間から大きな満足を得るためには、まるで仕事のように計画された有意義な遊びで時間で満たしていく方がよい
その元記事↓
Why Your Free Time is Boring
なるほど、遊ぶにも綿密な計画を立てるわけだ。元々自分ルールや計画を立てるのは好きな性格*1。一週間使って「やりたいこと」をやる計画を立て、あまりにやりたいために朝飛び起きるような休日にしたいですね。
しばらく行ってないテコンドーも、休みの日だけ復帰してみようかなぁ
*1:大抵の場合自分に厳しい予定を立てすぎて、実現できずに自己嫌悪に陥るが