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ミームの死骸を待ちながら

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators. We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators. - Richard Dawkins "Selfish Gene"

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators.
We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators.
- Richard Dawkins "Selfish Gene"

僕の脳回路はこのように繋がっている: 『さあ、才能に目覚めよう』ストレングス・ファインダーの結果と読後感

lifehacks 自己分析 book 書評


さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす


原題、"Now, Discover Your Strengths." 2001年に邦訳された本ですが、カツマー効果により日本において再流行しております、というかしておりました(少し遅い)。新刊で買うと (中古はダメ) カバー裏についているパスワードを使って、一回だけ「ストレングス・ファインダー」という性格診断のようなものができる。
んで、僕もやって、いろいろ考えてみました。外向けの結論から言うと

みんなこれをやって自分の強みを晒すべき*1


これで1680円とか安すぎるから。まぁみんなってのは言いすぎとしても、ネット/リアルで僕と比較的交流のある友人たちは是非にやってほしいと思う。無論、純然たる好奇心の充足ために(ぉ



さて、この本は"才能"ということばについて、通説とは少々異なる定義を充てている。「才能」とは脳回路により決定される、無意識に繰り返される思考・感情・行動のパターンであり、「知識」や「技術」とは異なり、大人になった今、もはや変更することのできないユニークな"強み"。

この「強み」を活かすことにより、人はほぼいつも完璧に近い成果を上げることができる、としている。



180問を20秒ずつ解いていき、自分の無意識の思考パターンを測定するもので、大規模な調査を基にした心理学的にわりと正確な結果が出るらしい。

問題に答えると自分の強みを判定してくれ、全34の「才能」のなかで自分の上位5つがわかる。その順番も含めれば34*33*32*31*30=33390720, つまり3300万通り以上の組み合わせ(=個性、才能のパターン)がありうる。全34個の「才能」は以下の通り*2

アレンジ Arranger 運命志向 Connectedness 回復志向 Restorative
学習欲 Learner 活発性 Activator 共感性 Empathy
競争性 Competition 規律性 Discipline 原点思考 Context
公平性 Fairness 個別化 Individualization コミュニケーション Communication
最上志向 Maximizer 自我 Significance 自己確信 Self-assurance
社交性 Woo 収集心 Input 指令性 Command
慎重さ Deliberative 信念 Belief 親密性 Relator
成長促進 Developer 責任感 Responsibility 戦略性 Strategic
達成欲 Achiever 着想 Ideation 調和性 Harmony
適応性 Adaptability 内省 Intellection 分析思考 Analytical
包含 Inclusiveness ポジティブ Positivity 未来志向 Futuristic
目標志向 Focus


僕がやってみたところ、上位五つの「才能」は、順に

1、収集心(Input)
2、内省 (Intellection)
3、着想 (Ideation)
4、回復志向 (Restorative)
5、戦略性 (Strategic)


となった。


少なくとも直感的に診断に回答した結果によれば、このへんが得意なフィールドであるらしい。かなり納得感がある。 全く「他人とどうこう」とか「組織内でどうこう」と言った話が出てこないあたり、ああなるほど、という感じだ。まあ、脳回路がそう固まってしまったんだから、しょーがないっすね。


このテストの大きな特徴は「強みを生かす」ことを意図して分類・解説されているところだ。つよみをいかす。ドラッカー先生も言っておられますね。
全34「才能」の説明と、上司の立場から各々の特徴を持つ人をどう活かせばよいか、という説明が載っている。これがまた「あるあるw」のオンパレードでびびった。


個々の才能は組み合わせて考えることも可能。


才能を組み合わせて考えてみることで、自分の特徴がわかってくる。

「収集心」と「内省」があることから、僕はモノや情報を集めるのが好きな知りたがりで保管癖があり、収集すること自体に喜びを感じ、 考えることが大好きで一人の時間を好み、自分自身との対話によって状況を把握する独学屋、とでも言えようか(これは自分でもわかる)。


しかし、そこに「学習欲」でも「分析思考」でもなく、「回復志向」と「戦略性」が加わっているのがおもしろい。

知識を集めて思考するだけでは物足りなくて、実際に応用する段階までやりたがる。問題解決や現状の回復・改善にやりがいを感じ、そのための分析や解決策の考案に秀で、 乱雑な物事の中から最善の道筋を発見することが得意で、選択肢の先に待つシナリオを予測して、最良の選択を行い、行動する。

知識と思考を武器に、戦略的に建設的に活用したがる傾向があるようだ。


ここに勝間さんやdankogai氏も持っている「着想」が入ってくることにより、知識と思考という武器を戦略的建設的に活用する、そのブラックボックスたる"How"は、論理とシステム化であることが予測できる。物事の裏側に潜むシステム・理由を見つけることに執着し、また逆に論理を作り出すことをも得意としていると言えそうだ。



個人的に、特に気付きが大きかったのが「内省」だ。これは勝間和代さんも、dankogaiも、聖幸さんも、smoothさんも、yoshikazuさんも、ディスカバー社長の干場さんも持っていない資質だ。

悪く言えば非コミュなんだろうが、確かに、僕は一人で考えていると思考が冴え、意欲が湧いてくるし、たっぷり時間をとって考えた物事はうまく進んでいるように思う。自己と対話し、よく練れた計画ほど僕は自信を持って遂行することができる。


今年は強みにフォーカスして生きてみようかな。弱みではなく、強みに。


コミュニケーション力が低いことに病むのではなく、無理に他人に共感することをやめ、成果・達成を過度に気にすることなく、僕の脳回路が最も効率よく働けるようなスタイルで、生きてみることにする。


*1:晒して、トラバとか送ってくれたら僕がブクマにまとめています: http://b.hatena.ne.jp/Hash/StrengthsFinder/

*2:dankogai氏が原著の呼び方付きでリストアップしてくれていたのでコピペ