ミームの死骸を待ちながら

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators. We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators. - Richard Dawkins "Selfish Gene"

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators.
We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators.
- Richard Dawkins "Selfish Gene"

2008年のオススメ本まとめ。僕の意識と行動に影響を与えたこの10冊


2008年にお勧めだった本 - Seeking for my unique color.


id:syou6162にバトン(違)まわされたので書いてみる。syouが専門の本を買って勉強してる一方、僕はほとんど専門に関係ない本ばかりである意味恥ずかしいのだが、拡散こそがアイデンティティなので、今年の読書の集大成の気持ちで書いてみた。
新刊かどうかはあまり気にしていない。流行しているから、と読んだ本であれ、たまたま手に取った本であれ、誰かに推薦された本であれ、ここでは一律に「受けた影響」の観点から語り*1、ただの羅列にならないよう気をつけた。


らいんなっぷ

生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)


やはり売れているだけあって文章がきれいだ。SF、とまでは行かなくても、一種の小説、という観点で読めばとても良質かつ学びの多い自伝。タイトルはちょい吹きすぎ。
まず、僕の受けた影響を語る前にこの本、というか福岡氏、をとりまく批判に眼を向ける必要があるかもしれない。単純に言えば福岡氏は科学的に非常識とされている主張をあちこちで繰り返しているのである。
この本を超えた福岡氏の暴走ぶりは、「エセ科学」と同じような(程度は弱いが)不安を、サイエンスの中の人たちにたいして抱かせてしまう。当エントリでは細かく言及しないが、例えばこのあたりを参照して欲しい。


僕は進化に関してはネオダーウィニスト寄りの考えを持っているので*2ドーキンスの著作もろくに読まずにダーウィニズムを否定しあまつさえラマルク説を信奉するその姿勢は、控えめに言って、短慮だと思う。

「やはり、思慮が足りないというのは罪だと思うね」

ブギーポップ・ミッシング ペパーミントの魔術師 (電撃文庫)


しかし僕は本書に書かれた内容よりも、その科学語りに惹かれた。実際に研究に携わっている視点からの生物学をこれほど文学的に語れるものか、と驚いた。

DNAこそが遺伝情報を担う物質である。
進歩しているようでその実、同じような円環を回ってもとの場所に戻るかごとき人間の認識の中で、その円環が、わずかながらでもらせんを描いて上層階に昇りうることがあるとすれば、それはこのエイブリーの発見のようなエポックを指すのだろう。文字通り、彼は人類史上初めて、このテラ・インコグニタ(未知の大地)へつながる"らせん"階段の扉を開いたのである。(p.64)

私たち生命体は、たまたまそこに密度が高まっている分子のゆるい「淀み」でしかない。(p.163)

何事も起こらなかったことに驚愕すべきなのである。動的な平衡が持つ、やわらかな適応力となめらかな復元力の大きさにこそ感嘆すべきなのだ。結局、私たちが明らかに出来たことは、生命を機械的に、操作的に扱うことの不可能性だったのである。(p.272)

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)


前知識がある生物学だからこそわかるのかもしれないが、科学系戯言遣いとして見習いたい優美な語り(褒めてない)が全編に散りばめられている。

最初に「やはり売れているだけあって文章がきれいだ」と書いたが、逆に、心をつかむ文章を書けたからこそ一般大衆にアクセスできた、とも言える。難しいことを難しいまま語るのは馬鹿でもできる。難しいことを噛み砕いて説明する時、そこには困難とリスクが伴う*3。あらゆる科学者が学ぶべきは、この歩み寄りの姿勢である気がする。


科学者といえば...このエントリを書くにあたって改めていろいろブログ記事を見て回って、黒影さんはじめ科学サイドの反応と僕の読後感を比較し、やはり僕は科学者に向いてなさそうだ、と、少ししょんぼりするなどした。


黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術

黄金の扉を開ける賢者の海外投資術


今年夏に出た、橘玲の新刊シリーズのひとつ。やや"冷めた"語り口で、それでいて文章が「読ませる」、期待にたがわぬ良書。金本、銀本*4とまとめて夏ごろに軽く紹介エントリを書いた。


お金は銀行に預けるな!と組み合わせて読むべき橘玲シリーズ - ミームの死骸を待ちながら


金融とは、市場とは何か?それは個人にとってどのような意味を持つシステムで、僕らはそれをどのように利用していけばいいのか? -- これは現在、大多数の人が知りたい知恵だと思う。

本書は「金融2.0」の時代が来たぜ!と声を大に宣言し、投資の歴史に始まり、Fx、オフショア、金融恐慌、エマージング市場への投資など幅広い選択肢を俯瞰。投資の計算解説は具体的な金額を出しながら進めてくれるし、必要に応じて、為替レートとかオプションのコールとプットとか、超基本から解説してくれるので前知識は要らない。
そして、最終的に橘さんおなじみのPT (Perpetual Traveler) 論に収束する。

自由を生きるためには、ひとは経済的に独立していなければならない。そのためには、会社にも、国家にも依存せずに、自分と家族の生活を守るだけの経済的な基盤を築くしかない。「リタイアメント」とはすなわち、経済的独立を手に入れることなのだ。
自由とはたんなる観念ではなく、個人の経済力から生み出されるのである。
(p.265)


実は僕自身は、現在、積極的に投資活動を行なっていない。インデックスファンドをいくつか組み合わせて持っているだけだ。どんどん切り崩して別の資本に投資している。その対象は、「人的資本」...要するに自分。市場に投資するよりも確実にリターンが帰ってくると判断したわけだ。そのきっかけになったのが他ならぬ本書である。

このように、二十代のうちは株式投資などにうつつを抜かすより、人的資本の構築に全精力を傾けるのが最高の資産運用である。(p.43)


著者はいかにしてこの結論を導いているのか?手にとって確認して欲しい。それだけの価値はある本だと思う。


ソロスは警告する

ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ

ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪夢のシナリオ


哲学と歴史に基づく直感で市場を予測するソロスはもはや投資家の域を超えている。再帰性」と「可謬性」による市場理解、人間理解は一読の価値あり。


現代金融のパラダイムが終わりつつあるならば。:『ソロスは警告する』書評 - ミームの死骸を待ちながら


9月くらいに↑の書評エントリ(というか勝手なこと書いてるだけだが)書いたので、ここでは補足程度にとどめる。なお、金融が勉強できるような、あるいは、現在の金融危機に自分なりの解釈を与えられるだけの知識が身に付く、そんなガチの金融本はこっちによくまとまっていると思う。

指定されたページがみつかりませんでした - goo ブログ

今年僕が読んだ本の中で間違いなく三本の指に入るほどのインパクトを受けた。彼が、個人で1兆3000億円という巨額の資産を築き上げた背景には独自の"哲学"があり、本書はバブルという事例をあげながらその哲学を説明し、既存パラダイムは一種の信仰に過ぎないことを主張し、新たなパラダイム仮説を提唱する渾身の書。哲学とか解らないなりに好きな性格なので*6興奮しながら読めた。

そう、メインは彼の哲学であり、市場は彼の哲学の事例でしかない。このスタンスがいい。

現代金融のパラダイムが終わりつつあるならば。:『ソロスは警告する』書評 - ミームの死骸を待ちながら


僕はこのころ、非論理性・非常識さへの見方が変わりつつあった。だからソロスという伝説レベルの巨匠が最終的に「非論理」的な結論、哲学へと向かっていることに、とても興味をそそられた。

なんとなく「正しいことなど何もない」「だから好きなように生きたほうがいい」という認識が得られ始めたのも、このころだ。


第三の脳

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

第三の脳――皮膚から考える命、こころ、世界

とある非常識な方に薦められて読んだ。...いい。この危うさと興奮誘発性がたまらない。マイナー・サイエンス万歳。

皮膚科学がこんなに発展しているとは知らなかった。「皮膚細胞が電波を発信」「皮膚は色を認識」「皮膚によるパターン認識」「文字通りのスキンシップにより増加する"親密さを感じさせる"化学物質」など。本書の前半では近年明らかになった皮膚に関する科学的事実を述べ、後半では、それを土台に想像を飛躍させる。
脳とのアナロジー、こころの定義、果ては超能力(細胞間コミュニケーション)まで...><

ここで私は「皮膚も脳である。言わば第三の脳だ」という宣言を行ないます。ガーション博士が消化器系に見出したようなことは、皮膚、とりわけバリアを作る表皮にはすべて認められます。それどころか、既に述べたように消化器、あるいは脳にすらないと思われる環境因子のセンサ−機能が次々に発見されました。これらのセンサ−や情報処理機構の全体像はまだ明らかになっていません。表皮での存在が明らかになったのが今世紀に入ってからです。(p.93)

私が主張したいのは、「知性」あるいは「こころ」の有無を決める決定的境界がない、ということです。そして、その上で言えるのは、脳だけがこころを作るのではない、ということです。(p.160)

しかし致命的なことに、危うい議論を展開する割には参考文献がわずか4,5冊、しかも日本語の一般書。ここは原著論文だろうjk。データデータ。印象論で語ると「学力低下は錯覚である」のようにデータで責められてすぐ陥落しそう。企業研究者だからデータ公開できないの?どんだけなの?


ともあれ今までの常識からは外れた視点で、「脳」ブームの今、というか僕もこれを読むまでは脳信奉者であったのだが、違う視点を吸収するという意味で良い機会だった。


主流のみを追いかけると、大切なものを見逃してしまうかもしれない。過剰に「常識」にこだわると、革命に対し盲目になってしまうかもしれない。
地に足をつけつつ、同時に、ゼロベースな思考ができているかどうか、常に気にしている必要がある。


無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法

昨年から今年にかけて大ブレイクした勝間さんの本は名著ぞろいだったが、中でも僕のお気に入りがこれだ。お気に入りであると同時に、実は、早急に僕の生活に応用しなければならない内容。情けないことに、現状生活がうまく回っているとは言い難いのです。
一番ギクリとしたのは、「時間管理でやってはいけないリスト」を見たとき。

時間管理で「やってはいけない」三つのこと

  1. 自分ひとりでがんばる
  2. やることを減らさないで、時間がかかることをはじめる
  3. (Plan-Do-Checkの) Checkをしない

それなんて俺

僕は夜、家に帰ってからやりたいことが山積み。それなのに遅くまで研究室に残ってたりするものだから、日付が変わってから帰って、数時間自分の時間に使ってしまうと、寝床に着くころにはもう明け方。ホントよくないと思ってるのだが、未だ脱せていない。

あと、勝間さんのライフスタイルは変態的すぎて素晴らしいと思う。Oisixでバナナ配達、自転車カーナビ、ストレッチマットなど。見習いたいです><


プロフェッショナルの条件

この本は超お勧め。僕は、5月頃にid:fromdusktildawn さんが薦めていたことをきっかけに購入したんだったかな。
マネジメント・経営の巨匠であるドラッカーの著書からエッセンスを抜き出し、プロとしての生き方・働き方に焦点をあててまとめあげた、金言の塊のような本。ドラッカー入門としてもいいと思う。

これからは、誰もが自らをマネジメントしなければならない。自らをもっとも貢献できる場所に置き、成長していかなければならない。(p.111)

鬱々としていた頃、つまり↓を書いた頃

メモを捨てろ、本を捨てろ、そのでかい鞄を捨てろ。そんなものに頼るんは自分に自信がないからや - ミームの死骸を待ちながら

に、このドラッカーのフレーズを読んで、研究室に押しつぶされてたまるか、と現状を打破する気力を取り戻したのは、もう半年も前の話だ。今年も色々ありました。


夢に日付を

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~

ワタミの渡邉社長が書いた、手帳を軸とした自己啓発書。そのエッセンスは

  • 夢に達成日を設定する
  • 大きな目標から具体的タスクまでブレイクダウンする
  • それを手帳に書き込み、日々のルーチンをこなす

という、わりかしよく言われる手法。すこし特殊なのは赤ペンでTODOを真っ赤に塗りつぶすというその手法 (僕もTODO消すときはこうしてる) とか、目標を手帳だけじゃなくてカードに書いて持ち歩き(それゆえジョッターを使う体系)、ことあるごとに見返し、具体的な戦略をイメージする...というもの。こうしてみるといわゆる"成功者"とされる人はほとんど「無意識」を賢く活用している。

渡邉社長自身のエピソードを元にして、英語をマスターする夢をあきらめたこととか、人生はバランスが大事だといいながら若いうちは仕事に傾倒するのもアリだよとか、理想と現実のバランスをうまく取っているあたりが好感。
本書をきっかけにシステム手帳のデイリー見開きverを使い始め、今僕はワタミ手帳のリフィルがメインになっている。

学力低下は錯覚である

学力低下は錯覚である

学力低下は錯覚である

学力低下ゆとり教育、理系離れなどの問題を数字で語る。データを集め、主観を排除した分析によって結論を導く。人口構成、大学を取り巻く数値情報から異なる説明を提唱している。これはやられた。

「常識」とされている認識とは異なる結論を導き出す過程には感動すら覚える。時々文章が退屈に感じられる部分もあるけど、科学的アプローチというか、分析志向を貫いており好感。


言ってしまえば「データをまとめただけ」なのであるが、「だけ」の本書が破壊力を持って感じられるということは、たとえデータが公開されていてもまともにデータを分析する人は案外少ない、ということを意味している*5

データをどこから取ってきているのか、というところにも注目すべきなのだろう。ともすれば加工された口当たりの良い情報だけを受け取りがちな現代、立花隆さんも言っていたように、一次情報にあたることの重要性がどんどん高まっているのだろうな。
自分の手と眼で事実を確かめるように、心がけたいものだ。


絶対内定2010 面接の質問

絶対内定2010 面接の質問 (絶対内定シリーズ)

絶対内定2010 面接の質問 (絶対内定シリーズ)


「『これだけは人に負けない』というものは何ですか」「あなたが今までに一番つらかったことは何ですか」「学生時代に最も力を入れたことは何ですか」「なぜこの業界を志望するのですか」「当社に落ちたらどうしますか」そして99%の確立で遭遇する「最後に、何か聞きたいことはありますか」…


このように、必ず就活の面接で問われる確率が非常に高い質問を50個セレクトしている。質問の狙いがピンポイントで押さえられ、それに対してどう答えるかという攻略方針を箇条書きで列挙してある。全体を通して、行きつ戻りつ、脳内で連結しつつ読むことで、企業はいったい学生の何を見ようとしているのか、その本心があぶり出しのように浮かび上がってくる(気がする。僕もイチ就活生に過ぎないので)。

質問12. あなたの挫折経験を教えてください

  • 質問の狙い
    • きみが「どの程度のことを挫折と感じるのか」を探っている。
    • きみが「その挫折から何を学んだのか」をチェックしている。
    • きみの人間としてのタフさ、精神的な強さも探っている。
    • 仕事上でもきっと経験するであろう挫折。それをどう乗り越えるのかを探っている。
    • 「どんなことを喋ると有効なのか」をわかっているかどうかで、賢さを判断する。
  • 攻略のポイント
    • 事前に自分の挫折経験をまとめておこう。
    • どうして挫折してしまったのか、挫折した理由も伝えよう。
    • その挫折をどのようにして乗り越えたのか、あるいはどう生かしたのかを語れ。

p.34, 絶対内定2010 面接の質問 (絶対内定シリーズ)


あえて絶対内定本編ではなく*6、絶対内定シリーズ五冊の中から「面接の質問」を選んだ意図は、絶対内定シリーズのエッセンスが最小限の言葉の中に詰まっているからだ。


余白が大きいので、僕は自分の答えを書き込んで、ポイントと見比べながらさらに深堀りして...という風に使っている。自己分析、言い換えれば「相手に対してどのように自分を表現すると効果的なのか」、そのレシピを一通り押さえた後に使うとその真価を発揮する本だと思う。


メンタル・タフネス

メンタル・タフネス―勝ち抜く「精神力」を手に入れる

メンタル・タフネス―勝ち抜く「精神力」を手に入れる


はてな的には「マッチョになるために大切なたったひとつのこと」と題し、「回復のウェーブを作ること」とでもなろうか。

今まで読んできた自己啓発ライフハック本とはほんの少し違う視点で、それでいて(僕にとっては)劇的に受け取らせ方を変えてしまう本だった。この本が秀逸なのは、「回復」を重視した上で、ライフハック*7を通じてメンタルの強さをいかに獲得するかという、テーマの一貫性だ。

回復(recovery)は重要なキーワードであり、不可欠なコンセプトだ。それは生命とエネルギーのリニューアルを意味する。いつどうやって回復するかを知ることが、たぶん人生において最も重要なスキルであろう。
従来のストレス・マネジメントにおけるプログラムの大半は、ストレスの軽減こそストレスに苦しめられている人々への最善の答えである、と主張している。(中略)高いストレスがあなたにどう影響を与えるかは、ストレスの絶対量ではなく、どのぐらいうまくストレスと回復のバランスがとれているかにかかっているのである。(p.104)


タフネスは、後天的に得られる生化学的順応である(p.180)

メンタル・タフネス―勝ち抜く「精神力」を手に入れる


ストレスを避けるのではない。精神を鈍化させるのでも、心を閉ざすのでも、根性で耐え続けるのでもない。大きなストレスには大きな回復を、日常のストレスには安定した回復をあてる習慣をつけることが重要なのだ。


「ストレスに対処する」とは、生化学的にはカテコールアミン濃度を上昇させることを指す、らしい。値そのものではなく微分が重要で、従って、カテコールアミン濃度が低レベルになる時間がないと、ストレスには対処できない。回復を怠り常に張り詰めていると、いつか崩壊してしまうことが生化学的に予期できる。


ちょっと生化学的な解説も出てくるので納得感があるし、メンタルトレーニング記録とか、ホントに細かい生活に即したHow-Toが載ってて、これは思わぬ良本でした。相変わらず自分の生活に組み込むのは苦労してるけど、CHAPTER 7の「感情的なタフネス」、特にネガティブな感情への対処はすぐ実践できる考え方で、ネガティブ思考の強いこの僕が、イヤなことがあっても立ち直りがすごく速くなった。


以前の、読書関係のエントリ

以上。


記録ノートによれば、2008年はtotalで74冊読んでいる*8。1月から3月は卒研&卒論で死んでてほとんど読んでないから、のこり9ヶ月でこれだけ読んだことになる。ペース的には100冊/年、くらいか。大して読めてない気がしていたけど、こうして見ると、悪くない。
でも、もっと読みたい。いま積ん読中の本は20冊は下らないし、来月ナマ勝間さんに会う前に、著書と、「大きな影響を受けた」と語っていた本はあらかた押さえておきたいし、なにより来年は、今年少なかった科学系の本を強化したい*9
というわけで、来年上旬にフォトリーディングのセミナーを受講することに決めた。


読書は快楽やな、ほんまに。

*1:客観的に価値があるかどうかの評価はエライ人にまかせる

*2:断続平衡説はアリだと思うけど

*3:専門用語に注釈をつけながら研究を語れば一般人にわかってもらえると勘違いしている教授もいる

*4:[asin:4478006601:title], [asin:447800661X:title]

*5:これは今月、某シンクタンクインターンで金融機関のディスクロージャー誌から情報を集めて分析してみたとき実感した。

*6:絶対内定自体は去年の時点で(丁度研究キャリアに迷いが生じていたことから)読んでたし

*7:運動や食事も含まれている

*8:昔読んだ本の再読を含めると80ちょい

*9:就活を終えて研究に打ち込む予定だから、科学研究モードになるためにも。