ミームの死骸を待ちながら

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators. We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators. - Richard Dawkins "Selfish Gene"

We are built as gene machines and cultured as meme machines, but we have the power to turn against our creators.
We, alone on earth, can rebel against the tyranny of the selfish replicators.
- Richard Dawkins "Selfish Gene"

まだ読んでいない:『ウェブ時代をゆく』


これも買った。読んでレビューするというのは当たり前すぎるので、読まないで書く(読んだらちゃんと書く)。本当は読書封印中なので読んじゃダメなのだが、梅田さんは特例としよう

背景

そもそも僕は、昨年友人から勧められたウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)を読んで梅田さんを知り、衝撃を受け、その後彼の動向をチェックしている「その他大多数」の一人だ。他の人と少し違うのは、生物工学を専攻する学部生の身ながら実際にIT企業のインターンにいくつか参加し、プログラムを組んだり業界事情を勉強したところか。ちょいカジですけど。

学際的な趣味を持っているとIT系の人にバイオを語れ、バイオの人にITを語れて「やるなこいつ」と思われてちょっとうれしい。大したことを話さなくても、意外と他分野の基本的な事(「DNAとRNAの違い」「クローンの作り方」「IPアドレスの意味」「ブラウザの役割」)すら知らない場合があるようだ。これはちょっと驚きだった*1

期待

帯に『ウェブ進化論』完結編!と出ていることや、梅田さん本人が
「数年間モノを書くことに集中した結果の集大成」(うろ覚え)
と行っていることからも、この書で何らかの解答(あるいは自分なりの解答の見つけ方、もしかしたら答えなんてありませんよ的なメタ)を用意しているようだ。
彼の言葉には後ろ向きな部分がニアリーゼロなので好きだ*2。自分が若くてよかったと思え、同時にもっと若い世代がうらやましくなる。僕の妹は7つ下の中学生だが、当然のように「革命後」を受け入れている状況に空恐ろしくなることがある。

評判

絶賛多し。何か、内容自体よりも梅田さんという人に着目している記述が多いのが気になる。内容が壮大な自己紹介なのか?

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

読書予定

大学では研究以外の本を読まないことにしたので、家に帰って勉強とジョギングをした日に読んでいいことにする。
あと、嫁(辛口。フューチャリスト宣言もこき下ろされた)に読ませて感想を聞きたいと思う

*1:このあたりが僕が立花隆氏を尊敬する理由でもある

*2:要するにフューチャリスト